【絶景ブログ】綺麗な花には毒がある…怖いほど紅く美しい曼珠沙華
絶景事典
秋を彩る赤と言えば、真っ先に思い浮かぶのは紅葉ですが、「花」だと何でしょうか。 道端や田んぼの畔、堤防など日当たりの良い場所で鮮やかな紅色が目を引くのが彼岸花。 綺麗だけれど、毒々しいほど真っ赤な花びらは妖しげな雰囲気を醸し出し、何となく不気味と思ってしまいます。 彼岸花という名前は、秋の彼岸頃に突然花茎を伸ばし、開花することに由来しています。突然花茎を伸ばす、というのも少し不気味ですね。 彼岸花には毒があり、昔は土葬が一般的だったためモグラやネズミなどが遺体を荒らすのを防ごうと墓地に植えられるようになったのですが、それが不吉な花とされるきっかけとなってしまったのです。 また、彼岸花の花の咲き方は少し独特。本来植物は葉が出てきてそこから花を咲かせるものですが、彼岸花は逆でまず花を咲かせてから葉が伸びてきます。 そんな彼岸花には何と1,000を超える異名があるとか。 花と葉を一緒に見られないという性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれ、昔の人はその様子を怖がり地獄花などと呼ぶこともありました。
船岡城址公園の彼岸花（宮城県）
青々とした竹林と赤い彼岸花との対比が際立ちます。「花のまち」を目指す柴田町が100種類以上の季節の花や花木のコミュニティガーデンを整備しました。9月中旬～下旬には40万本を超える彼岸花が一面赤いじゅうたんのように咲き誇ります。
引用：絶景事典 ぬまっちょさんの投稿
https://zkg10.com/posts/f5918bfa凛と咲く（玖延寺／静岡県）
玖延寺（きゅうえんじ）は彼岸花が綺麗なお寺として知られています。庭園にある竹林の周囲に群生する色鮮やかな彼岸花が周囲の緑に映え、見る人の目を楽しませてくれます。中には別の花との自然交配でできた白い花も。駐車場も十分にあり、彼岸花観賞の穴場です。
引用：絶景事典 鰻★蜜柑さんの投稿
https://zkg10.com/posts/30e2de43白い彼岸花（鉢巻山／長崎県）
彼岸花は赤色が一般的ですが、品種改良や自然交配によって生み出された200種類以上の仲間があり、黄、ピンク、紫、白などの珍しい色の花を咲かせるものも存在します。色だけでなく花びらの形状も、フリル状に波打つものや、すらりと細いもの、幅広いものなど豊富です。
引用：絶景事典 千夏さんの投稿
https://zkg10.com/posts/7fab816e巾着田曼珠沙華公園（埼玉県日高市）
彼岸花の別名として一番有名な「曼珠沙華」。サンスクリット語で「天上の花」という意味で、「これを見ると自ずから悪業を離れる天界の花」をあらわす仏教用語です。仏教の経典に、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくるとあることからこの呼び名が付きました。
引用：絶景事典 風輪Labさんの投稿
https://zkg10.com/posts/a4648026曼殊沙華のじゅうたん（入間川土手／埼玉県）
埼玉県を流れる入間川流域の河川敷や土手など、川沿い数百メートルにわたって彼岸花が群生しており、一面が真っ赤に覆い尽くされる様は秋の風物詩です。燃えるような緋色の土手を眺めながら散歩やサイクリングを楽しむことができます。
引用：絶景事典 溝口 崇さんの投稿
https://zkg10.com/posts/8c43ea83日本ではちょっと不吉なイメージを持たれている彼岸花ですが、海外ではとても綺麗な花だということで人気だそうです。 たしかに、真っ赤で色鮮やかな花を咲かせ、花弁も大きく開き華やかでとても美しいです。 しかし、前述のように有毒で花、葉、茎、根と全ての部分に毒性物質が含まれています。 触るだけでは身体に害はありませんが、触った手から毒が口に侵入してしまう危険性もあるので、不用意に触るのは避け、なるべく見て楽しむだけにしてください。
